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 「Googleスプレッドシート」、AI関数

「Googleスプレッドシート」、AI関数:セルにプロンプトを直接入力 日本語を含む7カ国語に対応 米国時間8月28日にアナウンス

 実行したい操作を説明したプロンプトをセルに入力できる(データ範囲の指定も可能)
 その内容に基づいて、Geminiは次のような操作を実行できる。

スプレッドシートの情報を利用してデータに合わせたテキストを生成する。
データを迅速に把握できるよう、スプレッドシートの内容を分析して要約を作成し、重要な部分を強調表示する。
ユーザーの感情など、パターンを簡単に見つけられるように、データを意味のあるグループに分類する。

 ユーザーからのフィードバックを分類し、それぞれに合わせた返信メールを書くといった作業を実行するのに
何百行ものデータを手作業で調べる必要がなくなり、Geminiが面倒な仕事を引き受けてくれる。


「AI」関数は、同社の生成AI「Gemini」にプロンプト(命令文)とセル範囲(省略可能)を渡し、その結果を返す関数。
スプレッドシートのセルで「Gemini」を活用することができる。構文は以下の通り。

AI(“プロンプト”,[セル範囲])

テキスト生成
=AI("製品の正式な広告コピーを作成して。目的とターゲットオーディエンスに合わせたコピーにすること。", A2:C2)
=AI("レビューで特定の商品を取り上げているレビュアーに宛てた電子メールを作成して。", A2:G2)
=AI(“20字以内でキャッチコピーを考えて”, A2)

要約
=AI("顧客向けに、フィードバックを1文に要約して。", A2:D2)
=AI("あなたはペットシッター事業のオーナーだ。ペットが前回滞在したときの様子を、顧客向けに2文でまとめて。少しユーモアを交えること。", F2)
=AI("本の要約の主なテーマを箇条書きで列挙して", D2)

分類
=AI("顧客からの問い合わせを、賛辞、交換依頼、返品依頼に分類して。",C2)
=AI("顧客から理髪店に送られた電子メールを感情分析して。", C2)
=AI("顧客からの問い合わせを褒め言葉、交換要求、返品要求のいずれかに分類して",C2)
=AI("メール本文をポジティブ、ネガティブ、ニュートラルのいずれかに分類する。”, D2)

 連続していないセルを扱いたい場合、次のような方法が使えるとGoogleは説明している。

=AI("ホットソース「"&A2&"」について、材料「"&D2&"」と人気度「"&E2&"」の情報だけを使ってレビューを書いて。", A2:D2)
=AI("「"&B2&"」のフィードバックについて、評価「"&C2&"」とコメント「"&D2&"」を基に、主なテーマを抽出して。")

 この機能はテキスト生成、分類、感情分析といったテキストベースの応答のみに対応している。
入力情報は任意だが、最適な結果を得るために入力することをGoogleは推奨している。


文献
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2045714.html
https://japan.zdnet.com/article/35234879/