ccdからcue+binに変換する方法
CCD(CloneCD Control File)とBIN(Binary Image)の組み合わせは、CDやDVDのイメージファイル形式としてよく使われていました。
これをCUEシート(.cue)とBINファイル(.bin)の組み合わせに変換する方法はいくつかあります。
理由:
CUE/BIN形式の汎用性: CUE/BIN形式は、多くのメディアプレイヤーやエミュレーターで広くサポートされています。
CUEシートの重要性: CUEシートには、トラック情報やインデックス情報などが記述されており、CDの構造を正確に再現するために重要です。
変換方法:
主に以下のツールや方法が考えられます。
1. IsoBuster (Windows - 有料、無料版あり):
IsoBusterは、CD/DVD/BDイメージファイルを扱う強力なツールです。無料版でも多くの機能が利用できます。
手順:
IsoBusterを起動します。
「ファイル」メニューから「イメージファイルを開く」を選択し、CCDファイル(またはBINファイル)を開きます。
左側のツリービューで、イメージファイルを選択します。
右クリックして「CDイメージを抽出」または同様のオプションを選択します。
出力形式として「.CUE (.BIN)」を選択し、保存先を指定して「OK」をクリックします。
IsoBusterがCCDファイルとBINファイルからCUEシートを生成し、指定した場所に保存します。
2. CDMage (Windows - フリーソフト):
CDMageは、CDイメージファイルを編集したり、形式を変換したりできるフリーソフトです。
手順:
CDMageを起動します。
「ファイル」メニューから「イメージを開く」を選択し、CCDファイルを開きます。
「ファイル」メニューから「保存」を選択します。
「ファイルの種類」で「CDRDAO/BIN (*.CUE)」を選択し、保存先とファイル名を指定して「保存」をクリックします。
CDMageがCUEシートとBINファイルを生成します。
3. bchunk (コマンドラインツール - Linux/macOS/Windows):
bchunkは、BIN/CUE形式とCCD/IMG/SUB形式を相互に変換できるコマンドラインツールです。
インストール (例: Debian/Ubuntu):
Bash
sudo apt-get install bchunk
使い方:
Bash
bchunk <イメージファイル.ccd> <出力ファイル名.bin>
例えば、image.ccd を output.bin と output.cue に変換する場合は以下のようになります。
Bash
bchunk image.ccd output.bin
bchunkは、CCDファイルからトラック情報を読み取り、対応するBINファイルを作成し、CUEシート(output.cue)を生成します。
4. その他ツール:
他にも、Imgburn (Windows - フリーソフト) など、様々なCD/DVDイメージファイル操作ツールが同様の変換機能を持っている可能性があります。
これらのツールのドキュメントやオプションを確認してみてください。
注意点:
CCDファイルと対応するBINファイルが同じ場所に存在している必要があります。
変換ツールによっては、CCDファイルだけでなく、BINファイルも指定する必要がある場合があります。
変換後のCUEシートの内容が正しいか、テキストエディタなどで確認することをおすすめします。
特にトラックの開始位置やファイル名などが正確に記述されているか確認してください。
これらの方法を試して、CCD+BIN形式のイメージファイルをCUE+BIN形式に変換してみてください。
通常は、IsoBusterやCDMageのようなGUIツールが比較的簡単に操作できるためおすすめです。
コマンドラインに慣れている場合は、bchunkも効率的な選択肢となります。